羊水の匂い成分の化学分析

【日 時】2022年6月1日 から 6月9日
【場 所】浜松医科大学 LECOジャパン合同会社
【実験者】鈴木、磯村針山妹尾、樺島、上尾吉岡尾崎
羊水の匂いの再分析
MonoTrapに羊水のヘッドスペースガス
を吸着中
羊水の匂いの再分析
MonoTrapから脱着した洋水の匂いをPegasusuBT4Dで分析中

浜松医科大学付属病院で採集した羊水のヘッドスペースガスを捕臭し、LECOジャパン合同会社のGCXGC-MSを用いて羊水の匂い成分の化学分析を行った。

血液などの異物混入のない羊水サンプルを半年にわたって採取、逐次‐80℃に冷凍保存しておいたものを解凍し、室温で2時間MonoTrapにヘッドスペースガスを吸着した。
吸着材をLECOジャパン合同会社へ運びGC X GC-MS (PegasusBT4D)を用いて分析した。

羊水の匂い成分の化学分析結果は、新生児の頭の匂いの化学分析結果とは異なっていた。
これは、新生児の頭の匂いが羊水の匂いの移り香ではなく独自に分泌されることを示唆していた。このデータをもとに羊水の匂いを再現する調香品を作成し利用できるようにする。